So-net無料ブログ作成

熊猫列伝~娅娅と子供たち~(2012.05.01他) [番外編]

※(8月10日追記)今回の記事には関係ないので、こっそりと
 ”良浜おめでとう!!” 詳しくはサイドバーを参照下さい。

 今年のGWに成都基地を訪れたときに見たこの光景。
既に1歳半となった仔パンダを7頭も引き連れて、
001.jpg
時にはどこにいるかもわからないほど、仔パンダたちにもみくちゃにされながらも、002.jpg
立派に保母さん役をこなしているこのパンダ、もうご存じの方も多いと思いますが、パンダフルライフ等を通じて日本でも有名になった"娅娅"です。今回はこのスーパーマザー娅娅の子供たちについて紹介していきます。ご存じの方は、子供たちの近況も含めて振り返り、改めて楽しんで頂ければ幸いです。
003.jpg
まずは簡単に娅娅自身のプロフィールを振り返ります。娅娅は1990年8月24日生まれの今年22歳。母は慶慶(Qing Qing)、父は川川(Chuan Chuan)です。父の川川は野生出身ですが、有名な上海動物園にいた川川とは同名の別パンダです。娅娅の父である川川は、夭逝した子を含めると10頭の子供を設けました。一方、母の慶慶も13頭の子供を全て無事育て上げた記録を持つ”英雄の母”で、1988年から1989年にかけて来日し、約3ヶ月半の間アドベンで飼育されていたこともあります。

娅娅も子沢山の父母の血統を受け継ぎ、現時点で13頭の子供を出産し、孫も既に14頭生まれています(うち子供1頭、孫4頭は夭逝)。それでは、いよいよ娅娅の子供たちを紹介します!!

-------------------
 ・・・と意気込んでみたものの、娅娅が最初に生んだ双子には逢ったことがありません(^^;)。ライブカメラでは何度も拝見しているんですけどね。

第1子の洋洋(Yang Yang)は1997年9月9日の今年15歳。誕生日から付けたのでしょう。幼名を九九(Jiu Jiu)といいます。有名なパンダなのでご存じの方が多いと思いますが、1999年11月からアトランタ動物園に長期ブリーディングローン中です。洋洋は美蘭、喜蘭、阿宝たちのお父さんでもありますよね。残念ながら洋洋と同日生まれの第2子は夭逝しています。

顔を見比べて頂くと、より愛着がわくと思いますので、アトランタのYoutubeで見つけた洋洋の動画を貼ってみました。

 続いて、2回目に生んだのも双子で、1999年9月9日生まれと見事に9が並んでいます。今年13歳の雌の姉妹で、名前を娅老大(Ya Lao Da)と娅老二(Ya Lao Er)といいます。姉妹が逆に書かれている文献が中にはあるのでややこしいのですが、名前から普通に考えて、ここでは娅老大が姉で娅老二が妹だと紹介しておきます。

我々が成都に訪れるときはいつも繁殖期のため、雌パンダにはなかなか逢えません。娅老大を撮ったシーンは2008年まで遡ります。
004.jpg
第3子の娅老大は、現在まで3頭を出産しています。アイパッチが太めで真ん中でくびれており、右足のつま先に白い毛があることが特徴です。この写真の約一ヶ月後の2008年6月に繁殖のため陝西省珍稀野生動物危救飼育研究センターに貸し出しされ、2008年8月に無事双子を出産しています(片方は雄の楽楽、もう1頭は夭逝)。約一年後の2009年3月に成都基地に戻り、2009年8月にも雌パンダを出産しています(芝芝)。
005.jpg
 一方の娅老二は、蜀慶との血統交換で2001年4月から重慶動物園で暮らしています。重慶に行ったことがないので、娅老二の写真は下記中国保護研究中心(臥龍/碧峰峡)HPの記事でご了承下さい。一番上の檻に入っているのが娅老二です。
http://www.chinapanda.org.cn/blog.php?id=597

記事で記載されているように、娅老二は重慶動物園では母と同じ名前の娅娅と呼ばれています(ややこしいですね...)。現在までに3男2女の5頭を出産しています(うち2頭は夭逝)。ちなみに、カナダへ長期ブリーディングローン予定の雄パンダ"二順(Er Shun)"は、この娅娅と呼ばれている娅老二が産んだ第3子です。

 2001年8月20日の3回目の出産もまたまた双子!!今度は雄の兄弟で、今年11歳になる"娅祥(Ya Xiang)"と"娅光(Ya Guang)"といいます。

兄の娅祥は、福州動物園にいた福福との血統交換で2012年3月に成都側から臥龍側に完全移籍となりました が、さっそく翌4月には朶朶(朵朵:Duo Duo)と共に石家庄動物園に貸し出されてしまいました。行方を追いかけるのも大変なほどのめまぐるしさですね...。娅祥は成都基地在籍時に逢うことができませんでした。石家庄到着時の記事に名前付きで写真が載っていますので、下記URLより参照下さい。
http://report.hebei.com.cn/system/2012/04/29/011846893.shtml

第6子で弟の娅光は、2010年4月より温州動物園に出張中です。私はその前年の2009年4月に成都動物園で逢ったことがあります。余談ですが、秋浜が成都動物園に出張していたときのお隣さんです。
006.jpg
この兄弟にはまだ子供がいませんが、特に娅祥は血統交換で移籍したことですし、これからの繁殖を期待しています。

 娅娅にとって4回目の出産は2002年8月28日でした。またもや双子で今度は姉妹、"娅星(Ya Xing)"と"娅双(Ya Shuang)"といいます。ただ、2頭とも病弱だったため、無事成長出来るか懸念されていました。そこで、同じく病弱だった前年の2001年に生まれた娅娅の妹"慶賀(Qing He)"と3頭一緒に幼年エリアで暮らしていました。

時は流れて2007年。2004年班の中で1頭だけ手の付けられない暴れん坊の雄パンダがいました。まだ2~3歳のパンダならば同級生で同じエリアで過ごすことが普通なのですが、"年長で体格の大きいパンダたちと一緒にさせればおとなしくなるのでは?"と考え、このやんちゃ坊主"勇勇(Yong Yong)"を先ほどのおとなしめの雌パンダ3頭と同じエリアで過ごさせることにしました。これがパンダフルライフでお馴染み"おとぼけカルテット"誕生のいきさつです。
007.jpg

今回は娅娅と子供たちの列伝ですので、話を娅星と娅双に戻します。最初病弱が懸念されたこの姉妹も立派に成長し、もう今年10歳になります。

第7子の娅星はその後2011年に初めての子供を授かりました。名前を星美(Xing Mei:メス)といいます。娅星は初産にもかかわらず、星美だけではなく成功(Cheng Gong)の子である和琪(He Qi:メス)も一緒に育児をしています。
008.jpg
一方の娅双は、今まで子宝に恵まれていませんが、今年も月亮産房で繁殖活動頑張ってます!!
009.jpg
ちなみに、娅双は木に登って寝ていることがよくありましたZzz...。
010.jpg
 次に出産したのは翌2003年の9月6日。白浜ファミリーの長兄、雄浜との間に2008年に子供(大毛)が生まれたことでも有名な、毛毛(Mao Mao:正式名は福娃、メス)を紹介します。
011_毛毛0501.jpg
毛毛は現在までに2男1女を出産しており、今年のGWに成都を訪れたときには、太陽産房の母仔園で自分の娘の”君君(Jun Jun)”と大双が生んだ双子の姉妹の姉の方、双欣(Shuang Xin)の2頭をまとめて面倒を見ていました。すっかり育児にも慣れたように見受けられました。
012_毛毛0501.jpg
初めて毛毛に逢ったのは2008年のGW。写真を見ながら振り返っていたのですが、この時すでに大毛を授かっていたわけなんですよね。丸顔の美パンダです。
013_毛毛0501.jpg
 そして記念すべき(!?)娅娅の第10子は雌パンダで、名前を晶晶(Jing Jing)といいます。北京オリンピックのマスコットキャラクター"福娃晶晶"から名付けられました。
014_晶晶0501.jpg
晶晶は2005年8月30日生まれで今年7歳になります。2005年に成都基地で生まれたのは彼女1頭だったこともあり、みんなの愛情を一身に受けて育ちました。笑顔が愛らしいパンダですね(^^)。
015_晶晶0501.jpg
 娅娅の7回目の出産もまたまた雌パンダ!!5頭連続ですね。この第11子は娅仔(Ya Zai)といいます。娅仔は2006年8月19日生まれで、五一とは幼なじみ。少なくとも昨年のGWまでは五一と同じ部屋で生活していました。やんちゃな五一と良いコンビだな~と毎年微笑ましく見ていたものです。
016_Ya仔.jpg
今年訪問したときに娅仔の看板は見つけることができましたが、残念ながらそこにいたのは別のパンダだったので、娅仔には逢えませんでした。今年6歳なのでもうお年頃です。次逢えるときには子供と一緒だったりすることを密かに期待しています。
016_Ya仔2.jpg
 さて、ところ変わってこの写真は、成都から遠く離れた浙江省の杭州動物園です。左上が動物園の正門で、右上が熊猫館の入口です。この熊猫館にはアドベンの屋外手前とほぼ同じぐらいの広さの屋外運動場と、同じくアドベンの屋内運動場3号室(真ん中の部屋)と同じぐらいの広さの屋内運動場があります。
017_Ya林0506.jpg
現在ここで暮らしているのは、マカオ石排湾公園で暮らす雄の開開の双子の弟”蜀雲”と、娅娅の第12子の娅林です。今年のGW、成都帰りに杭州動物園に寄って2頭に逢ってきました。
019_Ya林0506.jpg
娅林は2008年8月24日生まれの雄パンダです。ご覧の通り小柄な顔と体に大きめのアイパッチが特徴的なパンダです。どこで覚えたのか、屋内にいるときはでんぐり返しばかりしてました(^^)。
018_Ya林0506.jpg
 そして現在のところ娅娅の一番年少の子は、ここ成都基地幼年エリアで娅娅と一緒に暮らしています。
023.jpg
いつも大勢いるので、単独でいるシーンはほとんどありませんでしたが、数少ないシーンで紹介します。
020_Ya韻0502.jpg
この最年少の子は、2010年9月10日生まれの雌パンダで、名前を娅韻(娅韵:Ya Yun)といいます。小柄な体に小さな顔が特徴のかわいいパンダです。
021_Ya韻0502.jpg
飼育下だと半年程度で親離れさせるケースもよく見かけるのですが、娅娅と娅韻はまだまだ一緒に暮らしていました。母親から多くのことを学んで、立派なお母さんパンダに成長して欲しいなと思います。
022_Ya韻0502.jpg

これで、娅娅の9回の出産で生まれた13頭の子供たちを一気に紹介してみましたが、いかがでしょうか。
駆け足で説明不十分なところがあったかことと思いますが、子供たちが世界中で活躍し、自分自身も子育てで大活躍中の”英雄の母”娅娅一族を知って頂く一助になれば幸いです。

朝のタケノコタイム動画を作ってみました。もし良ければご覧下さい。


nice!(0)  コメント(8) 

真真の赤ちゃんを偲んで(2012.07.17) [番外編]

 直接上野動物園の献花台に行くことができないので、ありきたりですが
新しいファミリーが増えたことを忘れないように、家系図を作ってみました。

良かったら、新上野ファミリー家系図をご覧下さい。


nice!(1)  コメント(4)